今年の日本オープン開催コースの視察に行ってきました。 2011年6月24日金曜日 13:44

 今年度の日本オープンは、名門、鷹乃台カンツリー倶楽部で開催されます。10月の開催に向け、だいぶ準備ができたので、一度見てください、ということで先日視察してきました。さすがにまだラフは伸びきっていませんが、フェアウエイのラインは完璧にわかります。ファーストカットは3cm~5cmぐらいになるのでしょうか?ヘビーラフは10cmでしょう。フェアウエイの幅は、一番狭いホールで8ヤード、平均10ヤード~15ヤードぐらいにカットしてありました。ラフが伸びている分だけ、フェアウエイとラフの差が激しく、ラフに入ったら上から直接ボールに当てるような打ち方をしないとクラブヘッドが負けてしまいます。アマチュアにはとても厳しいセッティングですね。特にグリーンの近くのラフはかなり難しくなります。芝が何本絡むか、で飛ぶ距離が違ってきます。また斜面になっているラフはさらに厳しく、ヘッドが芝の抵抗で曲がりやすくなり、シャンクになったり、左に大きく曲げたり、と方向が定まらなくなります。
 さらに設計はあの名匠井上誠一さんです。バンカーが深く、ミスしやすい方向に必ず大きく口を広げています。今回の鷹乃台は、ラフの攻略とバンカーの克服がキーポイントになりますね。三平の予測は間違いなく当たります。期待していてください。鷹乃台の準備状況は素晴らしく、好試合が期待されるセッティングになっていると思います。
 ただ日本のナショナルフラッグのトーナメントも、先日の全米オープン・コングレッショナルの18番ホールのように、美しい池が絡み、思わず体がすくんでしまうような難関ハザードが最終ホールにあってもいいように思います。世界では、その難関ホールでさえ、簡単に克服され、10アンダーを大きく超えるようなスコアでラウンドしてしまうのですから。

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米国LPGAのメジャー、クラフトダイナショア開催コースは初めてアイランドグリーンを作ったコース 2011年4月7日木曜日 16:18

 先週日本の有村智恵、そして宮里美香両選手が7位と健闘した米国LPGAのメジャー初戦、クラフトダイナショアの開催コースは、カリフォルニアの人気リゾート地パームスプリングスのミッションヒルズです。何を隠そう三平が、30年ほど前に、初めて見た米国のコースなのです。このコースの設計者はゴルフ設計界の鬼才と言われたデズモンド・ミュアヘッド。この時は彼にカートに乗せられ、18ホールを解説付きで案内してもらいました。パームスプリングスの都市開発の一環としてこのコースが開発され、米国の代表的な住宅とゴルフコースの融合施設です。このコースの開発していた時のパームスプリングの写真を見たのですが、周囲は広大な砂漠地帯。建物ひとつありませんでした。今や米国を代表する避寒地型リゾートで、この開発の後に米国中、世界中に住宅とゴルフコースの滞在型リゾートの開発が行われたのです。つまりデズモンド・ミュアヘッドそのものが今や世界中どこにでもある、住宅とゴルフ場融合リゾートの開発者だったわけです。
 彼はこの後、世界中に200コース以上もの住宅ゴルフ場リゾートを作り上げました。
 さらに彼は世界初のアイランドグリーン、つまり浮島型のグリーンをこのミッションヒルズの18番ホールで作ったのです。アイランドグリーンというと、トーナメント開催で有名となったピート・ダイ設計のフロリダ州TPCソーグラスの17番パー3が有名となり、世界初と言われましたが、世界初は、このミッションヒルズの18番ホールなのです。いつもミュアヘッドと話すと「俺が最初だ」と文句を言っていました。パー4ながら、最後のアイランドグリーンで、過去幾度となくドラマが生まれました。
 三平はこのコースに魅入られ、ゴルフコースのプロデュースの世界にのめりこんでいった、と言っても過言ではありません。水と緑の芝、周囲の住宅、そして遠景に見えるカリフォルニアの山々との対比が素晴らしい世界を作っています。日本にこういうコースを作りたいと本気で思いました。
 ですからこのコースと今週のマスターズの開催コースだけが、コースを変えない、つまり毎年同じコースで開催されるメジャートーナメントなのです。それだけ魅力がいっぱいのコースなのです。

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ゴルフ界の007とは! 2011年2月10日木曜日 12:10

「最近ゴルフ場で007という言葉をよく聞くのですが、諜報部員か誰かが暗躍しているのですか?」という質問を、真顔で聞いてくる人がいました。諜報部員を送るほど機密などゴルフ場にはないと思いますが、と冗談を言いつつ、解説しますと、実は、3,4年前あたりから日本でも普及し始めたのですが、ベントグリーンの新種の芝の名前なのです。これがまたいい芝なのです。
 昨年大変な暑さに見舞われ、あちこちのグリーンが赤焼けしましたが、この007はその暑さにも強く、芝の葉が細い、さらに生育のスピードが非常に早いのです。同じような芝にスーパードミネントという芝やL93などいくつかの新種の芝が登場しています。ほとんどが米国のオレゴン州で生まれた芝です。
 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、世界中のグリーンは、ベント芝かティフトン芝です。ベント芝は、温帯地方から北の地域のゴルフ場で採用しています。ティフトン芝を採用しているのは、亜熱帯地方から熱帯地方のほとんどのゴルフ場で採用されています。
 この中でベント芝は、これまで数千種類にも上るほど開発されています。年間数百種類にもなります。もちろんゴルフ場だけではなく、ガーディ二ングが盛んな欧米各国の町や公園、一般家庭で使われています。一度当たると大変な収益にもなる芝の種の開発なのです。それでネーミングもいろいろあるんですね。開発した人の名前や投資家の名前、地域の名前、番号などいろいろです。その中でこの007やスーパードミネントなどのネーミングというのは面白いですね。一般のゴルファーには何を言っているかな、としか聞こえないでしょう。
 これまで世界のゴルフ場でもっとの多く使われたのはペンクロスという芝です。日本でもほとんどのコースが採用しました。これは3種類の芝の掛け合わせで作られています。しかし007やスーパードミネントは、20種類以上の芝の掛け合わせです。理論的には20種類もの芝の長所を集めた新種、ということになります。だから暑さ、葉の強さ、生育の早さなどが非常にいい芝なのです。
 温暖化が年々広がっていく中、新しい芝で昨今の厳しい気象条件を乗り越えよう、というゴルフ場のささやかな企業努力なのです。
 これらの芝はオーガスタナショナルでも採用され、いい結果を生んでいます。速いグリーンで丈夫なグリーンができていますから、きっとまた楽しいゴルフを味わうことができると思います。期待してください。

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M・カイマー優勝のアブダビGCは砂漠の中のコース 2011年1月25日火曜日 12:24

 1月23日に最終日を迎えたヨーロピアンツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権で、ドイツが誇る若手プロ、マルティン・カイマーが2位に8打差という大差をつけて優勝しました。昨年全米プロでメジャー初優勝したヨーロッパ期待の星です。今回の優勝で、あのタイガーを抜いて世界ランキング2位にあがることになります。それにしてもすごいですね。タイガーもうかうかしていられません。こういう新人のスーパースターの出現は、逆にタイガーを刺激するにはいいことかもしれません。
 ところで今回のトーナメントの開催コースのアブダビゴルフクラブには、三平も行ったことがあるのです。UAE(アラブ首長国連邦)の首都で、石油の産油国としては日本も大きな恩恵を受けている国です。三平は、ドバイのゴルフコースにタイガー・ウッズが設計するコースが工事中ということを聞き、即見てみたいということで行ったのですが、何と周囲は塀で囲まれていて、入ることも許可されませんでした。10億円という設計料でどんなコースができるのか見てみたかったのですが、残念でした。その変わりドバイやUAEのゴルフ事情を聞きたかったので、たまたま知り合いだった日本からの全権特命大使のところにアポイントをお願いしたのです。そうしたらアポイントの場所として今回のアブダビGCのクラブハウスを指定してきたのです。砂漠の中ながら日本のコースのように芝がしっかりしていて、ホール間も木々がうっそうとしていました。聞くところによると海水を真水にする技術が発達していて、見事な緑化作業が行われていました。この技術は日本の技術だとか。コースも素晴らしくトーナメントコースとしては欧米のトップクラスのレベル同等のコースでした。全権大使のおかげでコースを隅々まで拝見することができ、またドバイやアブダビのゴルフ事情を知ることができました。この国では、ロバート・トレント・ジョーンズjrやジャック・ニクラウスなどそうそうたる世界のトップクラスの設計コースが次々と建設されています。また世界の新たなゴルフリゾートが生まれつつありますね。ゴルフファンなら一度は行ってみたい夢の国だと思います。

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ゴルフコースに美しさに魅入られる!ゴールデンバレーゴルフ倶楽部編 2010年11月29日月曜日 16:28




 ボギー三平がなぜゴルフの仕事を選んだか?それは以前も書いたかもしれませんが、ゴルフコースの美しさに魅せられたからです。

日本のコースを初めて訪れた際、緑の芝が綺麗で、なお且つマウンドなどが作る光と影がなんとも綺麗でいい雰囲気だな、というのがきっかけです。こんなゴルフコースを自分で造る仕事ができたら何と素敵だろうな、というのが心の中で増幅されて行ったのです。

その後幸運なことに、ゴルフの仕事に就き、初めて米国のパームスプリングス、フロリダ、サンフランシスコなどのリゾートコースのまばゆいばかりの美しさに触れた時は、本当にこの仕事を選んでよかった、と思いました。そして30年以上も経ってしまいましたが、未だにゴルフコースの美しさには感激します。ゴルフコースの美しさに見とれて、ここでプレーするゴルファーになろう、と思ったらプロゴルファーを目指していたのでしょう。

 そんなゴルフコースの美しさに魅入られた三平の目に焼き付いて離れないコースが日本にも数コース存在します。今回はそんなコースの代表的なコースを何回かに分けてご紹介したいと思います。

 まず第1回は、兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部です。ここはご存知のように、ロバート・トレント・ジョーンズJRが腕を奮った傑作中の傑作です。


オーナーもこれほど大事にしているコースはないのでしょうか?プレーをするたびにオーナーが大事にしている様を感じます。それゆえか、いいスコアだった試しはありません。でも何度でも行きたい珠玉のコースです。

文章で表現するのは限界がありますので、是非下記の写真をご覧になってください。

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今夏の猛暑は、ベントグリーンにとって大変な夏でした。 2010年9月30日木曜日 13:32

 先日、ある芝生を販売している会社の人とお会いしたのですが、今年の夏はバタバタ忙しくて大変でした、
と言っていました。そして彼らの商品の芝生がほとんど売れてしまい、無くなってしまったというのです。商売上、売り上げは上がったのですが、実際各ゴルフ場からの悲鳴に近いオーダーが来て、悲惨な状況を見ながらの仕事だったのでつらかったです、というものでした。
 実際全国のベントグリーンの半数近くがこの猛暑で病気あるいは、赤焼けなどグリーンの芝が無くなった部分が多かったようです。
 トーナメントを見ても、グリーンの端のほうは赤くなっていたり、グリーンスピードがとても遅かったりと影響は甚大でした。どうしてこのような現象になるのか、皆さんご存知でしょうか?
 根本的には、ベントグリーンというのは、冬芝、つまり寒冷地で育つ芝なんです。それが気温30度以上になると、直射日光をまとも浴びるグリーン面は40度以上になってしまいます。20度以下でいい育ち方をするベント芝にとっては、たまったものではありません。夜中に水をやり冷やし、必要な水分を上げなければいけません。母親が赤ん坊が泣きやむようにあやしたり、ミルクを上げたりしている状況と同じように、グリーンキーパーも24時間あやさないといけない、という状況だったのです。またベントグリーンは、繊細な体質なので、虫などにも弱く、細菌性の病気にもすぐかかりやすくなります。消毒を常にしていないとすぐ死んでしまう体質なのです。
 いいグリーンを提供したいと思う反面、病気から守るということもあり、この夏だけは、皆さんグリーンが遅いとか、柔らかいだとか、あまりグリーンキーパーをいじめないようにお願いします。今年は芝が存在するだけで、褒めてあげなければいけない状況だったのです。三平から、ゴルファーの皆さんへのお願いでした。

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ロバート・トレント・ジョーンズjr設計のコースは堪能できるコースです。 2010年9月24日金曜日 17:47


 残暑というより猛暑が続いていた9月20日、全国のロバート・トレント・ジョーンズjr.氏が設計したコースのクラブ対抗戦を開催しました。開催コースは、広島県のリ―ジャスクレストゴルフクラブ・グランドコースです。現地地形を生かしたまるで米国のアリゾナに来たような雰囲気を感じさせます。クラブハウスも全くアリゾナ調。日本でこれだけアメリカを感じさせるコースも少ないと思います。コースの植栽も米松のテーダー松が生い茂り、コースのアンジュレーション、マウンドの形、グリーンの形状など、どれを取っても日本を感じさせない綺麗なコースです。距離もしっかりあり、短いコースには罠が待っている、というゴルファーを楽しませる術を熟知しているジョーンズさんならではの名作です。パーは取れるもののちょっと油断すれば、簡単にダボを打ってしまう。悔しさが残り、また来てやるぞ、という気持ちになってしまいます。
 今回の大会は、ロバート・トレント・ジョーンズⅡクラブジャパン、という彼の設計のコースが集まって作った団体が主催です。彼の設計のコースの対抗戦です。だから自ずと盛り上がる。ゴールデンバレーGC、チェリーヒルズGC(兵庫)、鬼ノ城GC(岡山)、美浦GC(茨城)、瑞陵GC(岐阜)など、いずれもトーナメントを経験している名コースばかりです。他に北海道の桂GCやイーストウッド(栃木)、ザ・CC(滋賀)なども存在します。これらのクラブの代表の戦いですので、腕自慢達の熱闘が繰り広げられました。優勝は、茨城の美浦GCが2連勝に終わりました。開催コースのリ―ジャスGCは残念ながら準優勝に終わりましたが、開催コースの面子は保ったようです。
 三平も久々でこのコースをRTジョーンズjrチームの一員としてラウンドしました。スコアは書きません。
しかし気分は良かったですね。同じチームに当コースの永山総支配人、当クラブ理事長の信和ゴルフの国府オーナーとラウンドしました。お二方とも心底ジョーンズさんのコースに惚れ込んでいますね。いいですね、こういう男のロマンを感じさせる方々とのラウンドは。
 猛暑の中、久々のゴルフツアーに大満足の三平でした。

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中国のゴルフ場経営者30人の前で講演しました 2010年8月25日水曜日 15:17

 三平にもたまには講演依頼があるのです。えー?とびっくりするかもしれませんが、今回は、上海交通大学と中国領事館からの依頼で、日本のゴルフ場事情というテーマで講演依頼があったのです。上海交通大学というのは、経営とかマネジメントなどを教えている大学だそうです。江沢民が卒業した大学で、中国で3番目に
優秀な大学と言っていました。その大学の大学院に中国のゴルフ場の経営者達が入学して勉強しているんですね。みんな三平の講演でもメモを熱心に取っていました。その姿を見て途中から冗談も言えなくなってしまいました。三重県のゴルフコースで講演会が開催されたのですが、名古屋空港に着いてすぐコースに到着し、そのまま講演会になったのですが、寝てる人は誰もいませんでした。
 中国は既に500か所ぐらいのゴルフ場がオープンしたようです。2年前に行った時は、まだ200ぐらいだったのですけどね。更に同じぐらいのコースが建設中だそうです。すごい話です。日本には約2400コース存在します。これで世界第3位です。1位はアメリカの1万8000コース。2位がイギリスの3000コースです。中国は、国土が日本の25倍ありますから、このまま造り続けたら4万コースを超えてしまいます。もちろんそこまではいかないでしょうが、アメリカの数ぐらいまでは行くような気がします。それだけ熱心にしかも一生懸命勉強しています。最高年齢が50歳、ほとんどが30代の経営者達ですが、一緒にコースにも行きましたが、見る者聞くものすべて写真に撮り、メモを取り、質問してきました。ゴルフも意外とうまかったですね。70台~100台ぐらいまでのスコアでしたが、こちらのスイングについても研究熱心でした。
 講演会を終えて懇親会で彼らといろいろと話しましたが、いつか日本がゴルフ場の数においても抜かれる日が来るな、と実感した日でした。

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やはりハワイのゴルフが楽しい 2010年7月14日水曜日 16:46


 今週はセントアンドリュースにて全英オープンが開催されます。荘厳な雰囲気の中、テレビを見ているゴルファーも歴史の重みと自然との戦いを強いられるプロ達の熱い戦いを楽しむことになります。
 一方、楽園ゴルフと言われるハワイでのゴルフも忘れられません。短パンにポロシャツでカートに乗り、ヤシの木の木陰に行ったボールを簡単にグリーンに乗せたり、とセントアンドリュースでの厳しい自然との戦いを強いるゴルフとはまた趣が全く違うゴルフとなります。
 不肖ボギー三平は、どちらも20回近く行っていますので、どちらのゴルフも好きです。セントアンドリュースのゴルフは、ゴルフ発祥のコースから打ちのめされることに快感を感じますし、ハワイのリゾートゴルフはガンガンクラブを振り回す快感を得られます。こういうと比較すること自体間違えているかとも思いますが、意外とそうでもないのです。数年前にハワイ・オアフ島のタートルベイというコースで米国シニアツアーが開催され、そのプロアマに招待された時のこと。ノースショアののんびりしたところにあるコースなのですが、意外と手ごわく、風がかなり強く吹くのです。最も厳しいホールが、17番パー4。海に向かって打つのですが、グリーンの手前がバンカーだらけ。20個近い数のバンカーがあります。風を正面から受けながら、このバンカーをかわすのに一苦労します。ここだけで10なんてスコアを叩くのも不思議ではありません。
まるでセントアンドリュースの地獄のバンカーがある14番ホールを思い出します。その時にご一緒したのが、林征男さん。地元ハワイで、ゴルフ場への送迎サービスを行う会社を経営しています。
お話を伺うとこんなビジネスによく気がついたな、と思うような観光客の強い味方のビジネスです。元旅行代理店にお勤めで、それからこのビジネスを行うべく会社を買収し、KATO GOLF TOURSという会社で現在に至っています。つまりハワイでゴルフを楽しみたい観光客のために、ハワイの全ゴルフ場の予約から送迎、案内を行う非常に便利な会社なのですね。しかも安い。私も何人かご紹介させていただきましたが、ご紹介した人達からは一様に感謝されています。クレームも一切なく、ほとんどがリピーターになっています。それも林さんの人柄ににじみ出ている会社だからなのです。
 プロアマでご一緒した際も、18ホールずうーっとゴルフ談議でした。さらに夜になっても続きました。冒頭のセントアンドリュースとハワイのゴルフ場の違いなども当然のごとく林さんから質問が来ました。どちらがいいですか?と。三平はできることなら、どちらにも毎年1か月づつゴルフをすることができたら、この上なく幸せですね、と答えたのですが、でもやっぱり林さんのようなゴルフの友がいるところも無性に行きたくなるのがゴルファーたるゆえんかもしれません。ゴルフは友を作りますから。

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ペブルビーチのグリーンに関する質問がかなり来ました 2010年6月29日火曜日 13:01

 米国を代表するゴルフコースで、なお且つ世界のリゾートコースの中でも、常に1位か2位にランクされるペブルビーチゴルフリンクス。死ぬまでに1度はプレーしてみたい、と誰しもが思う名コースです。不肖ボギー三平も3度行ったことがあります。海辺に広がるホールは何と綺麗なことか、とても人間が造ったとは思えない美しさがありました。そしてこのペブルビーチと隣のサイプレスポイントGC、スパイグラスヒルCCの3コースは、世界で最も優雅なリンクスコースとして評価されているのです。全米オープンが100回目に当たった2000年の記念大会も真っ先にこのペブルビーチが選ばれたほどの評価なのです。
 しかしそんな風光明媚なコースながら、先日開催された全米オープンをご覧になった方は、さぞやびっくりしたことでしょう。グリーンの色の具合が迷彩色のようなまだらになっていて、見た瞬間「エ!」と驚いた方が多かったと思います。世界中の様々なグリーンを見ている三平もさすがにびっくりしました。
 理由は、ポアナと呼ばれる雀のカタビラの一種がグリーン上のかなりのスペースを占めていて、それが変色していたと予想されます。ご存知の方もいるかと思いますが、グリーンの芝の種類は、世界中に2000~3000種類もあります。主に温帯地域(日本など)から北のほうのコースは、ベントグリーンと呼ばれる種類の芝を使っています。パッティングクオリティーも高く、何と言っても綺麗ですよね。また亜熱帯から熱帯地方のコースでは、ティフトンと呼ばれるバリバリでクラブヘッドに巻きつくような芝を短く刈り込んで使用しています。この基準は夏の暑さ、冬の寒さにどれぐらい強いかによって選ばれることになります。
 このペブルビーチは、当然ベント芝を使用していました。ところが世界のどこにでも生えているのが、雀のカタビラと呼ばれる雑草です。さすがに雑草ですから繁殖力が強く、芝の葉自体も非常に強いのが特徴です。
強いゆえにベント芝の間にどんどん入り込んでいくのです。日本のコースでもほとんどのコースで見ることができます。入り込んだ時にすぐ排除しないとドンドン中に繁殖していきます。ペブルビーチの場合、あまりにも繁殖の勢いが強いので、このカタビラを逆にグリーンの芝の一種として共生させようとしているのです。もちろん強い芝ですから、パッティンググリーンとしては、きちんと刈り込めば全く問題ありません。短く刈り込めば速いグリーンになります。
 しかし欠点が色なのです。春先には白い花が咲きますし、芝の形が違うのでまだら模様になってしまうのです。またカタビラは気温が高くなると自然に変色し、消えていきます。今年の全米オープンが開催されるころのペブルビーチは、ちょうど気温が上がりかけたところだったのです。だからまだら模様があれほど目立ってしまったのです。あのまだら模様を極端に毛嫌いする人が多いですよね。マスターズなど見栄えの美しさにこだわるトーナメントでは考えられないグリーンの色です。日本でもこのようなグリーンの印象にしたら、グリーンキーパーは即解雇されてしまうような出来事ですね。スティンプメーターというグリーンスピードも13フィートというマスターズとほとんど同じぐらいのスピードが出ていましたし、コースそのものには誰も文句が言えないほどの名コースですから、そちらは問題ないのですが、あのグリーンだけは惜しかったですね。

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真のトーナメントコース、ゴールデンバレーゴルフクラブ(兵庫県) 2010年6月6日日曜日 22:47


 先日久しぶりで名匠ロバート・トレント・ジョーンズ・ジュニア設計の名作ゴールデンバレーゴルフクラブに行きました。日本のゴルフ界では誰でもが認める難度の高いチャンピオンコースです。コースレート75.5が示しているように、日本でもベスト3に入る難度を誇ります。1990年三菱ギャラントーナメントを開催しましたが、優勝者青木功選手のスコアが、3オーバーというものでした。その時一敗地にまみれたジャンボ尾崎選手は、こんなコース2度と来ない、とはき捨てるように言って顰蹙を買っています。
 しかしボギー三平は、こんなプロの発言は信じられません。我々ゴルフファンは、プロが日頃切磋琢磨して磨いている腕を試す姿を見たいのは、こんなゴルフコースでのプレーなのです。しかも14本のクラブを駆使して、この難コースをどうやって攻略するのかを見てみたい、と思うのがギャラリーの心理なのです。こんなゴルフファンの期待に応えてくれないとゴルフ界は盛り上がりません。
 はっきり言ってティーショットをドライバーを打って、2打目がピッチングウエッジやサンドウエッジになるようなコースでのトーナメントなど見たくありません。ティーショットからいかに18ホールそれぞれを攻略するか、グリーン上のピンポジョイションまで考えて、ティーショットの落とし場所を考える。セカンドショットでバーディーチャンスに乗せるには、ティーショットをどこに落とせばいいか、を必死で考えショットする、というチャンピオンコースでのプレーを見たいのです。 
 1995年セントアンドリュースで開催された全英オープンで優勝した当時世界一の飛ばし屋ジョン・デイリーは、優勝するならドライバー使ってはいけない、と言い聞かせコースマネジメントを行なった結果、優勝することができたのです。ドライバーを使ったのはたった1ホールだそうです。プロにここまで考えさえるのが真のチャンピオンコースと言えるような気がします。
 日本のコースで問題なのは、チャンピオンコースという意味を理解しないで使っていることです。チャンピオンコースというのは、真のチャンピオンを争うトーナメントを開催したコースに与えられる称号なのです。トーナメントも開催したことがない新設コースがいきなりチャンピオンコースと言っているところもありますが、あきれてものが言えません。
 そういう意味では、このゴールデンバレーは、プロに14本すべてのクラブを駆使させ、攻略させるコースです。18番ホールなどは、右側すべて大きな池がある美しいパー5です。かつてジャンボ尾崎のボールが、この池に打ち込み、いまだにそのボールが眠っているといいます。こんなホールにチャレンジするプロのプレーぶり、ダイナミックにショットするプロのショットの醍醐味を是非見てみたいと思います。
 かくゆうボギー三平もダブルボギーのオンパレードでした。一緒にラウンドしたゴルフダイジェストの記者、シャンク・マサも同じようにダブルボギーを積み上げていました。カメラマンのダッファー・ナオなどはギブアップの連続。でも3人ともすがすがしい気分でプレーを終えました。池にいくつボールを落としたか、3パットを何回やったかなど、もう忘れていました。気分はプロ。最終ホール、カップインしたボールを思わずギャラリーに投げてしまいたい思いにも駆られていました。ゴールデンバレーで我々は夢を見ていたんですね。そんなコースへまた行きたいと心から思います。

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ゴルファーの心を和ませるゴルフ場の花々 2010年5月11日火曜日 17:44


 荒れていた今年の春先の天気がやっと落ち着いてきましたね。各ゴルフコースの花々もやっとほころび、芝草や木々の葉っぱも輝く緑になってきました。こうなると少しスコアが悪くても心は和みますね?(え?そんなことはない、ボギー三平は下手だからそんな悠長なことを言っているんだ、と叱られそうですが。)
 そんな声は無視して、見事なゴルフコースの花々を楽しんでいただきたいと思います。
 ゴルフコースは、まず冬から春に移る時期に真っ白なコブシや雪柳が咲きます。三平もこの時期はもうすぐ春だね、と感じながらティーに立ちます。そのあと数週間で、華やかなモクレンが私の出番だとばかりに咲き始めます。有名なのは、マスターズ開催のオーガスタナショナル5番ホール。マグノリアレーンの愛称で呼ばれるモクレンの並木は見事なものです。
 そしてこの後、日本のコースには桜が続きます。千葉県の鷹ノ台GCや東京の桜ケ丘GCなどの桜はそれこそ見事の一言です。花見ゴルフにゴルファーが殺到する時期でもあります。次が、ツツジやサツキですね。濃い緑の葉っぱで衝立のようなツツジの木々から一斉に咲き乱れ、一気にコースの主役になってしまいます。ゴールデンバレーGCの池際やクリークの横にあるサツキは難度の高いコースの中にあってもゴルファーを一瞬にして癒します。紫香楽国際CCの林間に謙虚に咲く紫のヤマツツジはまた艶やかです。京都の舞妓さんの着物の柄に見立ててシャッターを押す人が後をたちません。
 さらに三平が大好きなハナミズキの花が優雅に咲き始めるとそろそろ初夏になり、男性は半袖、女性のウエアも薄くなり世の中が華やかになる季節になります。(ちょっと三平さん、どこを見てるんですか)
 いや相変わらずスコアが悪くて、その心をゴルフコースの花々に癒してもらっているんですね。散歩だけでもゴルフコースを歩く価値はあります。
 この後は、夏のサルスベリやキョウチクトウに続き、秋の紅葉に続いて行くんですね。
 是非ゴルフだけでなく、各ゴルフコースの緑と花々も楽しんで、スコアですさんだ心を癒していただきたいと思います。

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