M・カイマー優勝のアブダビGCは砂漠の中のコース 2011年1月25日火曜日 12:24

 1月23日に最終日を迎えたヨーロピアンツアーのアブダビHSBCゴルフ選手権で、ドイツが誇る若手プロ、マルティン・カイマーが2位に8打差という大差をつけて優勝しました。昨年全米プロでメジャー初優勝したヨーロッパ期待の星です。今回の優勝で、あのタイガーを抜いて世界ランキング2位にあがることになります。それにしてもすごいですね。タイガーもうかうかしていられません。こういう新人のスーパースターの出現は、逆にタイガーを刺激するにはいいことかもしれません。
 ところで今回のトーナメントの開催コースのアブダビゴルフクラブには、三平も行ったことがあるのです。UAE(アラブ首長国連邦)の首都で、石油の産油国としては日本も大きな恩恵を受けている国です。三平は、ドバイのゴルフコースにタイガー・ウッズが設計するコースが工事中ということを聞き、即見てみたいということで行ったのですが、何と周囲は塀で囲まれていて、入ることも許可されませんでした。10億円という設計料でどんなコースができるのか見てみたかったのですが、残念でした。その変わりドバイやUAEのゴルフ事情を聞きたかったので、たまたま知り合いだった日本からの全権特命大使のところにアポイントをお願いしたのです。そうしたらアポイントの場所として今回のアブダビGCのクラブハウスを指定してきたのです。砂漠の中ながら日本のコースのように芝がしっかりしていて、ホール間も木々がうっそうとしていました。聞くところによると海水を真水にする技術が発達していて、見事な緑化作業が行われていました。この技術は日本の技術だとか。コースも素晴らしくトーナメントコースとしては欧米のトップクラスのレベル同等のコースでした。全権大使のおかげでコースを隅々まで拝見することができ、またドバイやアブダビのゴルフ事情を知ることができました。この国では、ロバート・トレント・ジョーンズjrやジャック・ニクラウスなどそうそうたる世界のトップクラスの設計コースが次々と建設されています。また世界の新たなゴルフリゾートが生まれつつありますね。ゴルフファンなら一度は行ってみたい夢の国だと思います。

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