偉大なプレーヤーの名言レッスンコーナー その59 2013年1月21日月曜日 13:13

『3オン1パットのパーでも、スコアカードには4としか書かない』
                          中部銀次郎(1942~2001)
 パーオンしないゴルフを“老人のゴルフ”とか、“姑息”とか揶揄する人がいますが、そういう人ほどゴルフの本質が判っていないと、中部銀次郎はいっていました。プロトーナメントでもパーオン率は70パーセントに至らないのではないでしょうか。世界のメジャーではもっと数字は下がるはずです。ゴルフはいかに拾っていくかが命、スコアメイクの鍵を握っているので、パット、アプローチの名手がメジャーでも勝利を握ることが多いのです。1打目をたとえチョロしてパーを拾っても、スコアカードに1打目チョロと書きません。逆にドライバーショットを300ヤード飛ばしても、スコアカードにはそんなことは書かないでしょう。1打1打の結果に一喜一憂せず、次打に自分のベストショットを目指す。これがスコアメークの要諦だと、日本アマに6回優勝した中部はいってるわけです。