ゴルフコースに美しさに魅入られる!ゴールデンバレーゴルフ倶楽部編 2010年11月29日月曜日 16:28




 ボギー三平がなぜゴルフの仕事を選んだか?それは以前も書いたかもしれませんが、ゴルフコースの美しさに魅せられたからです。

日本のコースを初めて訪れた際、緑の芝が綺麗で、なお且つマウンドなどが作る光と影がなんとも綺麗でいい雰囲気だな、というのがきっかけです。こんなゴルフコースを自分で造る仕事ができたら何と素敵だろうな、というのが心の中で増幅されて行ったのです。

その後幸運なことに、ゴルフの仕事に就き、初めて米国のパームスプリングス、フロリダ、サンフランシスコなどのリゾートコースのまばゆいばかりの美しさに触れた時は、本当にこの仕事を選んでよかった、と思いました。そして30年以上も経ってしまいましたが、未だにゴルフコースの美しさには感激します。ゴルフコースの美しさに見とれて、ここでプレーするゴルファーになろう、と思ったらプロゴルファーを目指していたのでしょう。

 そんなゴルフコースの美しさに魅入られた三平の目に焼き付いて離れないコースが日本にも数コース存在します。今回はそんなコースの代表的なコースを何回かに分けてご紹介したいと思います。

 まず第1回は、兵庫県のゴールデンバレーゴルフ倶楽部です。ここはご存知のように、ロバート・トレント・ジョーンズJRが腕を奮った傑作中の傑作です。


オーナーもこれほど大事にしているコースはないのでしょうか?プレーをするたびにオーナーが大事にしている様を感じます。それゆえか、いいスコアだった試しはありません。でも何度でも行きたい珠玉のコースです。

文章で表現するのは限界がありますので、是非下記の写真をご覧になってください。

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賞金王争いが最終章に!今週の優勝者の影が薄い。  14:54

 カシオワールドというビッグトーナメントの優勝者の影が薄かったですね。ゴルファンの念頭には、今年の賞金王が誰になるか、ということしか話題がないような感じでした。新聞報道なども賞金王争いをしているキムキョンテ、石川遼、池田勇太の3人だけに絞られているという記事ばかり。今週の日本シリーズで、この3人の中で誰が優勝して、誰が何位だったらどうなるか、という分析ばかりです。せっかく松村選手が、プレーオフの末大逆転優勝しても影が薄くなっていました。東北福祉大出身の池田勇太の活躍を尻目に、ライバル校の日大出身の松村選手が、池田に勝つことだけを考えてプレーしたと言います。それで勝ってしまったのです。
 しかし池田の優勝や石川遼の優勝の目が無くなると、解説者のトーンも心なしかダウンしていました。あれだけアイアンの切れが良かった池田が突然ぶれ始めたのが原因です。石川遼もドライバーがぶれると、上位に行けない、という流れは早く修正しないと、来年のマスターズも苦戦します。池田もあきらめるのが早い。どちらもこの流れを持続するようにするのは、やはりパッティングではないでしょうか?ショットがぶれてもパットを大事にして、スコアが乱れないようにしてほしいです。過去2週のトーナメントも、パーを拾って行って、バーディーが出るまで我慢のゴルフができたからだと思います。
 やはりゴルフは心のスポーツですし、自分との戦いのスポーツだということを改めて認識してほしいですね。
 

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池田勇太の優勝で再認識したゴルフの奥の深さ 2010年11月23日火曜日 17:39

 池田勇太がついにダンロップフェニックストーナメントで優勝しました。この優勝を三平は大会始まる前、スタッフに今週の優勝は誰ですかね?という質問に迷わず池田勇太と答え、見事身的中したのです。前週の太平洋マスターズで絶好調だった石川遼のショットを見れば、誰でも石川遼と答えたと思います。太平洋御殿場コースの13番ホールで見せたチップインパーのスーパーショットを見たら誰しもがそう思うでしょう。しかしゴルフはそう簡単なものではないのですね。前週良かったから今週もいい、などというスポーツではないのがゴルフなのです。身体の調子、ちょっとしたタイミングのずれがあったり、どこかの筋肉がぶれていたり、などということがスイングにすぐ影響するのです。その証拠に池田勇太は、太平洋マスターズは予選落ちだったのです。あのブリヂストンオープンで見せた完璧なアイアンショット、ピンの横にぴたぴたと寄せたアイアンショットを持ちながら、予選落ち。また日本オープンでは大逆転優勝を遂げたキムヒョンテも、最終日だけで7アンダーという強烈な追い上げを見せていながら、彼も17番ホールパー3では、いきなりフックを打ってしまい、林の中に消えダブルボギーとしてしまいました。あれだけステディーなショットを打ち、解説の青木功プロまでが、「ゴルフはこれがあるんだよね。ゴルフはミスショットのスポーツだからいかにミスをリカバリーできるかが勝負なんだよね。」という言葉が出ていました。考えて見れば、年間グランドスラムを狙っていたあのタイガー・ウッズが、あの浮気事件以降、最悪で1勝さえもできない、という事態になるのです。池田勇太の優勝を見て、ゴルフとはそんな奥の深いスポーツだと改めて感じた次第です。池田勇太が優勝することをなぜ予想したかというと、逆算で、石川遼、キムヒョンテがそう簡単に好調が持続できないし、続けて優勝はまだまだ難しい、また絶好調のショットはミスショットになると今回のフェニックスCCの深い林に入るとリカバリーが厳しいのではないか、ということが頭をよぎったのです。ドライバーさえ良ければ、アイアンショットのいい池田勇太のものではないか、と思っただけです。石川遼のドライバーショットはまだまだフェアウエイの幅に左右されるショットのような気がしますね。でも次回の高知のコースは、石川遼向きのような気がします。

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英国ウイリアム王子婚約に思うセントアンドリュース  17:18

 英国のウイリアム王子が先日婚約を発表しました。ダイアナ王妃の形見の指輪を婚約の証にプレゼントするという感動的なシーンがありました。三平は、このお二人共がセントアンドリュース大学に学んでいらっしゃった、と聞いて、なんとも言えない親近感を感じました。三平が親近感とは、不謹慎かもしれませんが、ゴルフの世界にいるとセントアンドリュースという地は、ゴルフの聖地でもあり、ここのことなら何でも知っていなければいけない、という使命感のようなものがありました。
 と言いますのも、三平が毎年セントアンドリュースを訪れていた頃、よく町の中を散策していました。近代ゴルフコース設計の祖とも言われるトム・モリス親子のお墓参りに行ったり、数百年前からあるゴルフ居酒屋に行ったり、とセントアンドリュースの町の隅々まで歩いていたのです。そんな中、オールドコースの東側、R&Aの建物から歩いて数分のところに、北海に面した哲学の道、というのがあります。海沿いの遊歩道になっているのですが、そこをセントアンドリュース大学の学生達が、赤いマントを着て、片手には分厚い本を持ち、散策するのが日課になっている道なのです。この町はゴルフの町、そしてアカデミックな大学の町というのが特徴になっているのですが、その象徴的な道なのです。そんな哲学の道をあのお二人が歩いていたと思うだけで、なんとなく懐かしく、またお二人が在学中のころは、三平も毎年この町を訪れていたころで、もしかしてこの道ですれ違っていたかもしれないのです。
 それにしてもあの赤いマントの学生達は、本当にかっこよかったですね。ゴルフバカの三平が唯一思い出すアカデミックな思い出です。
 先日のニュースを聞いて懐かしかったのでご紹介しました。

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石川遼の爆発力がやっと出た! 2010年11月15日月曜日 15:26



 ゴルフファンが石川遼に期待するのは、昨日の太平洋マスターズでの3日目4日目のプレーぶりです。これが彼の持っている『何か』なのです。3連続バーディーなどいとも簡単に1日に2回もやってのける、これこそが、タイガー・ウッズの全盛期のプレーに匹敵するような爆発力が、彼の最大の魅力なのですね。もちろんもうすぐタイガーも同じような爆発が復活することと思いますが、この爆発力があるからこそ、ファンにとってはたまらないのです。
 
この爆発力を三平が感じたのは、最終日最大のピンチだと思われた13番ホールパー3でした。ティーショットを大きく右にはずし、寄せの第2打もグリーンのカラーで止まりました。10ヤードほどのパーセーブは誰が見てもボギーを覚悟したと思います。しかしこれをピッチングウエッジを持ち、ピッチエンドランで見事にカップイン。これはあのタイガーのプレーそっくりです。このショットで三平は、石川遼の優勝を確信しました。
 三平は、10年前、タイのブルーキャニオンで開催されたジョニー・ウォーカーカップで、最終日、トップを行くアーニー・エルスに7打差をつけられての2位から、後半のバック9だけで、この7打差をひっくり返し、大逆転優勝をしたのを目の前で見ていたのです。この時の興奮はいまだに忘れられません。今後も忘れることはできないでしょう。昨日の13番ホールでの石川遼のパーセーブは、この時の興奮と同じような雰囲気を感じました。
 この調子で残りのトーナメントを連破し、そして来年のマスターズで大輪の花を咲かせることを期待したいと思います。

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続・これが日本の実力なのでしょうか? 2010年11月8日月曜日 17:22

 前回は女子の例をご紹介しましたが、昨日中国上海にあるシュウシャンインターナショナルGCにて開催されたWGC・HSBCチャンピオンズでは、イタリアの新鋭モリナリがウエストウッドを振り切って優勝しましたが、日本勢は、池田勇太の30位が最高。続いて34位の宮本勝昌、石川遼は41位に終わりました。世界ランキングの50位には誰も入っていない日本勢の成績ですが、実力はこんなものなのでしょうか?シュウシャンインターナショナルGCには、ボギー三平も2度行っています。取り立てて難しいコースではありません。日本のホウライCCやゴールデンバレーGCのほうがはるかに難しいコースです。しかしながら真の実力はこの程度なのでしょうか、我々ゴルフファンとしては、複雑な心境になります。
 ボギー三平はいつも思うのですが、トーナメントはやはりもっと難しいコースでやらないと日本選手の実力が上がらないのではないでしょうか?石川遼のドライバーは、飛ぶけど曲がるのでラフをかなり低くしているなどとトーナメント関係者からの話しもあります。これが事実なら本人のためには、逆ではないでしょうか?
 先々週日本シニアオープンが兵庫県の鳴尾GCで開催されましたが、どうしてこのような名門でしかも難しいコースでレギュラーツアーは開催しないのでしょうか?翌日ある予選落ちしたあるシニアプロとお茶を飲んだのですが、テレビを見ている人が誤解しているのではないかと心配していました。つまり同日開催された男子のトーナメントと比べて、シニアのほうのスコアが悪いので、レベルがかなり低いのではないか、と思われたのではないか、ということでした。そのプロは、初日6オーバー叩いたのですが、2,30位、しかし翌日は一転16オーバーも叩いた、ということでした。とにかくグリーンに小さく速い。こんなコースでいつもやっていたら自分の腕のレベルが上がるだろうな、と本気で思ったそうです。やはりゴルファーを育てるのはゴルフコースなんだ、ということをしっかりと頭に入れてほしい、と切に三平は思います。

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これが日本の実力なのでしょうか?  17:01

 大変ご無沙汰しておりましてすいませんでした。ボギー三平も出張続きでバタバタしておりました。出張先は、三重県で開催されておりました全国身障者ゴルフ大会、日本デフゴルフオープン大会の運営で数日間運営しっぱなしでした。大変失礼しました。この身障者大会につきましては、改めてご報告させていただきます。
 まずは、同じ三重県の賢島で開催されておりましたミズノクラシックの結果を見て、やはりこんなことに
なるだろうな、とは予想しておりましたが、日本人の最高位が佐伯三貴の4位というのはあまりにも寂しい結果じゃないでしょうか?上田桃子が一昨年優勝した時は、日本選手もずいぶん世界で頑張れるようになったね、と話していたのですが、結果は日本そして米国のレギュラーツアーと同様、韓国勢台湾勢に上位を占められてしまいましたね。これが実力なのでしょうか?今年の始めの宮里藍選手の快進撃も期待されましたが、彼女はパットが入らないと極端に成績が落ちます。昨日も短いパットを何度もはずすのを見ました。集中力というのは1年間続かないのはわかりますが、残念です。宮里美香選手も最後は5位まで伸びたのですがあと一歩及びませんでした。彼女の場合は来年に期待されますので、両宮里選手が来年優勝争いをすることを夢にも見て、今年の冬季練習は死に物狂いでやってほしいものです。
 ある韓国の著名現役選手に一度こんなことを聞いたことがあります。どうして韓国のプロはこんなに強いのですか?と。そのプロは言いにくそうに、「韓国の選手は心構えが違います。」という答えでした。心構えが違うとどうなるのでしょうか?当然練習の取り組み方が違いますし、必死にショットを重ねる。負ければ悔しいのは日本選手以上。そしてさらに練習をする。筋力トレー二ングも必死です。食べるものも考えて食べる。ゴルフに悪いことは一切しない。とにかく心構えが違うということは、すべてに渡って行動が違うということです。何か我々の人生にも同じようなことが言えそうですね。いずれにしてもまだツアーは終わっていませんが、来年新たな心構えで再スタートです、日本の各選手は。

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