石川遼の爆発力がやっと出た! 2010年11月15日月曜日 15:26



 ゴルフファンが石川遼に期待するのは、昨日の太平洋マスターズでの3日目4日目のプレーぶりです。これが彼の持っている『何か』なのです。3連続バーディーなどいとも簡単に1日に2回もやってのける、これこそが、タイガー・ウッズの全盛期のプレーに匹敵するような爆発力が、彼の最大の魅力なのですね。もちろんもうすぐタイガーも同じような爆発が復活することと思いますが、この爆発力があるからこそ、ファンにとってはたまらないのです。
 
この爆発力を三平が感じたのは、最終日最大のピンチだと思われた13番ホールパー3でした。ティーショットを大きく右にはずし、寄せの第2打もグリーンのカラーで止まりました。10ヤードほどのパーセーブは誰が見てもボギーを覚悟したと思います。しかしこれをピッチングウエッジを持ち、ピッチエンドランで見事にカップイン。これはあのタイガーのプレーそっくりです。このショットで三平は、石川遼の優勝を確信しました。
 三平は、10年前、タイのブルーキャニオンで開催されたジョニー・ウォーカーカップで、最終日、トップを行くアーニー・エルスに7打差をつけられての2位から、後半のバック9だけで、この7打差をひっくり返し、大逆転優勝をしたのを目の前で見ていたのです。この時の興奮はいまだに忘れられません。今後も忘れることはできないでしょう。昨日の13番ホールでの石川遼のパーセーブは、この時の興奮と同じような雰囲気を感じました。
 この調子で残りのトーナメントを連破し、そして来年のマスターズで大輪の花を咲かせることを期待したいと思います。

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