池田勇太の優勝で再認識したゴルフの奥の深さ 2010年11月23日火曜日 17:39
池田勇太がついにダンロップフェニックストーナメントで優勝しました。この優勝を三平は大会始まる前、スタッフに今週の優勝は誰ですかね?という質問に迷わず池田勇太と答え、見事身的中したのです。前週の太平洋マスターズで絶好調だった石川遼のショットを見れば、誰でも石川遼と答えたと思います。太平洋御殿場コースの13番ホールで見せたチップインパーのスーパーショットを見たら誰しもがそう思うでしょう。しかしゴルフはそう簡単なものではないのですね。前週良かったから今週もいい、などというスポーツではないのがゴルフなのです。身体の調子、ちょっとしたタイミングのずれがあったり、どこかの筋肉がぶれていたり、などということがスイングにすぐ影響するのです。その証拠に池田勇太は、太平洋マスターズは予選落ちだったのです。あのブリヂストンオープンで見せた完璧なアイアンショット、ピンの横にぴたぴたと寄せたアイアンショットを持ちながら、予選落ち。また日本オープンでは大逆転優勝を遂げたキムヒョンテも、最終日だけで7アンダーという強烈な追い上げを見せていながら、彼も17番ホールパー3では、いきなりフックを打ってしまい、林の中に消えダブルボギーとしてしまいました。あれだけステディーなショットを打ち、解説の青木功プロまでが、「ゴルフはこれがあるんだよね。ゴルフはミスショットのスポーツだからいかにミスをリカバリーできるかが勝負なんだよね。」という言葉が出ていました。考えて見れば、年間グランドスラムを狙っていたあのタイガー・ウッズが、あの浮気事件以降、最悪で1勝さえもできない、という事態になるのです。池田勇太の優勝を見て、ゴルフとはそんな奥の深いスポーツだと改めて感じた次第です。池田勇太が優勝することをなぜ予想したかというと、逆算で、石川遼、キムヒョンテがそう簡単に好調が持続できないし、続けて優勝はまだまだ難しい、また絶好調のショットはミスショットになると今回のフェニックスCCの深い林に入るとリカバリーが厳しいのではないか、ということが頭をよぎったのです。ドライバーさえ良ければ、アイアンショットのいい池田勇太のものではないか、と思っただけです。石川遼のドライバーショットはまだまだフェアウエイの幅に左右されるショットのような気がしますね。でも次回の高知のコースは、石川遼向きのような気がします。
ラベル: 雑記録