偉大なプレーヤーの名言レッスンコーナーその12 2010年8月12日木曜日 15:37

「ゴルフとは朝、自信を与えるかと思えば、夕べには自信を失わしめるゲームである」
  ハリー・バードン(1870~1937)
 ハリー・バードンは、「モダン・スウィングの父」と呼ばれ、近代ゴルフの基礎を作った人です。研究熱心で現在世界中のゴルファーの主流となっているオーバーラッピング・グリップを考案した人としても知られています。米国ツアーでは、その功績にちなんで、ツアープロにとって最も欲しいタイトルと言われる年間平均ストローク1位の選手を顕彰する賞「バードントロフィー」にその名をつけられています。
 そんな人が残した名言です。ゴルフは急速に上手くなるものではなくて、2歩進み、1歩後退しながら前に進んでいくような性格のスポーツです。
 ボギー三平の周囲にも、「よしわかった!開眼したぞ!」とよく叫んでは、次のゴルフではおかしいな、と落ち込んでいる人がいます。つまりそんなに簡単にゴルフはわかるものではないのです。練習していて何発かいい球が出たら、もうそこでクラブを代える人がいますが、本当はそこからがいい球を出たスウィングを固めるための練習に移らないといけないのです。
 名手ハリー・バードンでさえ行きつ戻りつ、上達していったのです。だからこそゴルフは奥が深いもの、と誰しもが思っているのです。あの世界ランク1位に君臨していたタイガー・ウッズでさえ、最近のトーナメントでは下位に低迷しています。精神的なものとは思いますが、彼でさえこんな状況になるのですから皆さんもよくわかると思います。皆さん、ラウンド中軽々しく「分かった」と言わないようにしてくださいね。

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