偉大なプレーヤーの名言レッスンコーナー その11 2010年7月23日金曜日 14:38

 「ボールはあるがままに打つ!」(Play the ball as it lies.)
作者不詳
 プレー中ボールには触っちゃだめよ、とはボギー三平もゴルフを始めたころはよく言われたものです。しかしいつの間にか6インチリプレース、というルールがはびこりボールを動かす人が多く見られるようになりました。この言葉ははゴルフの大原則で、触れることができるのはティーアップの時とグリーンでボールをマークするときのみなのです。6インチリプレースというのは、何らかの事情で芝を保護したい時や大雨などのあとの地盤がグジャグジャになっている時など、いずれもメンテナンス上ローカルルールで決められている時だけなんです。
 100万㎡もあるゴルフ場ですから、ボールを打ったら運不運が付きもの。ディボット跡に入っていたり、5cmOB側にあったり、逆に木に当たってカップインなどというのも日常茶飯事。しかし基本は、自然のなすがままに、というのがゴルフの精神ですし、あるがままから打つことを楽しみにしたいものです。
 接待ゴルフで「どうぞどうぞ動かしてください」などと手もみされながら言われてしまうとついその気になってしまうのも人間です。でもここでキリっと気持ちを引き締め、ボールに触らず、あるがままに打つことを
お勧めします。そのほうが上達するのは間違いありませんし、これがゴルフ発祥のころからの大原則なのです。
 この言葉は実は読み人知らずなのですが、それほど古くから言われていることなのです。世界最古のルールブックの第1条2条に規定されているぐらいですから。そもそもスコットランドではプレー中に触るということはあり得なかったので、スコットランドから他の国にゴルフが渡ったあたりから、言われ始めたのではないかと思われます。三平の勝手な推測ですが。

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