バンカーとの戦いをどう克服できるか?がカギとなる全米プロ 2010年8月11日水曜日 11:12

 今年もいよいよメジャーの最終戦・全米プロの季節となりました。といいますのも、三平もよく全米プロによく行きましたが、とにかく暑かった、という印象しかありません。朝早いスタートの選手達も、パッティンググリーンでスタート前の練習しているだけで汗びっしょり、という環境の中での大会だった、という記憶しかありません。8月の大会ですからそれはしょうがないのですが、今年も同じように厳しいでしょうね。
 しかもバンカーがなんと1200個もあります。一歩コースに出たら暑いなどという意識はなくなるかもしれません。見えるのは、湖(ミシガン湖)とグリーンとバンカーだけ。どこにフェアウエイがあるの?といった具合です。先日のバンカーの攻略がカギと言われたセントアンドリュースオールドコースでさえ、100個を超えたぐらいの数です。オーガスタナショナルに至っては50個しかありません。それが1200個ですから、どれほどかわかるでしょう。バンカーがこれほどあってさらに距離も7500ヤードを超えます。もう殺人的な長さとバンカーのあるサディステックなコースと表現したほうがいいかもしれません。しかしこれが2004年の全米プロで世界中にテレビ放映されると押すな押すなの大盛況となったのです。アメリカ人もSの人が多いのかもしれませんね。
 名匠ピート・ダイが渾身を込めて造ったリンクス、アイリッシュスタイルの超難関コースですから、人気が出るのは当然なのですが、シングルクラスの人がラウンドしても1ダース近くボールを失くす可能性があるコースなのです。
 2004年の全米プロの時は世界中のゴルフファンに衝撃を与えましたが、その時はステディーなプレーで定評があるビジャイ・シンが優勝しています。
 さて今年はどういう展開になりますか?ヨーロッパ勢がメジャー2勝しているので、タイガー・ウッズなどの米国勢がどういう巻き返しのゴルフを見せてくれるか?日本ではあり得ないこのようなコースセッティングで石川遼が、このバンカーをどう克服するか。明日からまた寝不足の日々が続きます。

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