ポーラ・クリーマーと不動裕理は同じ思いで戦っていた 2010年7月14日水曜日 14:22


 今年3つ目のメジャートーナメントの全米女子オープンは、米国の美人プロ、ポーラ・クリーマーが、手の指の怪我から復活優勝。一方日本の明治チョコレート杯では、不動裕理が逆転に次ぐ逆転の戦いを制して、今季2勝目を飾りました。
 過去韓国勢の優勝が続いていた全米女子オープンですが、今年は絶対に米国人の手で優勝を奪回したいという強い意気込みのポーラの優勝でした。しかもメジャー初優勝、喜びもひとしおでしょう。また不動裕理ほうも、今期の日本のトーナメントの半分が韓国勢が優勝しており、この大会も韓国勢が優勝すると、前半戦は何と日本勢の負け越しが決まるという大会だったのでしたから、意地でも勝とうという意気込みだったようです。
 それでも全米女子オープンは、ベスト10のうち5人が韓国勢。日本のほうも不動を最後の最後まで苦しめたのが、韓国のイ・ジウでした。
 ポーラ・クリーマーと不動裕理とも、姿、形は違えど思いは同じ。期せずして韓国勢との戦いとなったが、ポーラ・クリーマーは、「絶対に優勝する!」と言い聞かせていた、と言います。一方の不動も、「絶対に負けない」と思ってプレーしていたということでした。期しくも、二人には、負けない、勝つぞ、という思いがぶれずに最後まで戦っていた、という共通点があったのです。
 この二人の思いでわかるように、ゴルフというスポーツは、精神的なマインドコントロールが左右するスポーツなのです。コースには常にチャレンジする、という精神を忘れてはいけないし、戦いは絶対に勝つ、という前向きの心を持ってプレーすると結果がおのずと見えてくる。ちょっとでも弱気になるとそれが結果にすぐ現れる。これもゴルフの魅力の一つですね。

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