全米オープンで見た石川遼君の大成長 2010年6月22日火曜日 16:43

 石川遼の全米オープンでのゴルフは、三平も感激するほどいいゴルフをしていました。素晴らしいゴルフでした。最終日のゴルフで、実際に勝つためには何が足りないかが明確にわかったと思います。そういう意味でいいゴルフをしていたと思います。
 ゴルフの技量は、2日目までの同伴者、'82年チャンピオン・トム・ワトソンを凌駕する成績を収め、一躍2位に浮上したことで証明されたと思います。堂々としたドライバーショットに切れのいいアイアンショット、思い切りのいいパッティングは、海外で通用する久々のゴルファーの出現という表現ができると思います。青木功プロ以来と言ってもいいのではないでしょうか?
 それでは’80年全米オープンで準優勝した青木功プロと石川遼は、どこが違うのか検証してみましょう?まずそれはハートです。最終日の遼君は明らかに委縮していました。世界の檜舞台でのプレーですから、プレッシャーが厳しかったのではないでしょうか?しかし優勝するには、これを克服する強いマインドが必要です。マスターズの2日目の時もそうでしたが、こう打ったら失敗するのではないか、というネガティブマインドになっていたように思います。青木功プロは、4日間ジャック・ニクラウスとラウンドし、大勢のジャックファンの中でプレーしていました。しかも復活するジャックには、「ジャック イズ バック!」の大合唱が応援していたのです。しかし青木功プロは、「あれさ、俺には青木頑張れ、青木頑張れ!という声にしか聞こえなかったよ。しかもセカンドショットのクラブを選ぶ時も、自然に手が出てクラブを選んでいたよ、全く悩んでいなかったね」というものでした。これです、遼君に足りないもは。ちょっと青木さんもおかしいかもしれないけど、この強いマインドがあったら、メジャーでも、常に上位でプレーするのではないでしょうか?
 もう一つはやはりコースマネジメントです。日本のコースではティーショットから落とし場所を考えなくてはいけないコースは少ないのですが、欧米の名コースは、ティーショットから常に打つ方向、落とし場所、セカンドショットの狙い方などを考えてショットしない、と絶対に攻略できません。そのためには、コースの隅々まで熟知していることが必要です。風がどんな方向からどういう風に吹くか、芝の特徴、粘り、など、やはりしっかりと学習する必要があるのです。
 青木功プロなど、三平がギャラリーで、付いていたときなど、「このグリーンの芝はどんな癖がある?」と聞いて来ることがありました。最近の新しい芝の勉強をしているのです。でも試合中だとルール違反ですけどね。三平も独り言をいうふりをして話したものです。ひやひやしましたが。
 でも遼君もまだ18歳です。18歳でこの成績ですから、この2点を克服していけば、これからの全英オープンや全米プロなどでの活躍が楽しみですね。今年の全英オープンはセントアンドリュースですから、この2つのポイントをしっかり克服しておかないと簡単に打ちのめされてしまいます。頑張れ18歳。

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