なでしこジャパン世界一に圧倒された全英オープンと有村 2011年7月20日水曜日 15:32

 なでしこジャパンサッカーチームは大変な快挙を達成しました。これほど興奮した試合を見るのは久しぶりで、東京オリンピックの女子バレーボール以来でしょうか?(これはかなり古いですね。笑)試合内容も土壇場での同点劇で延長、そしてPk合戦、と一進一退の見ごたえのある試合でした。まさに格闘技の醍醐味とも言えますね。
 この女子サッカーの影に隠れてしまったのが、全英オープンのダーレン・クラークの初優勝と日本ツアーの有村智恵のアルバトロス、ホールイワンの快挙達成の末の優勝でした。両方とも女子サッカーのすごさに隠れてしまいました。でもダーレン・クラークの優勝も見事でした。42歳の年齢ながら、最も過酷な全英オープンと言われるロイヤルセントジョージでの大会を制したのです。自然との闘いが最も厳しいと言われるコースです。事実彼は、セカンドショットで、空を飛ばさない、地面を這うようなゴロのショットでしのいだホールがいくつもありました。ちょっとでも上げたら風の餌食になるからです。このランニングアプローチを本番で使える選手というのもなかなかいません。他には日本の青木功選手ぐらいなものではないでしょうか?そんな中フィル・ミケルソンの猛追にもめげず、優勝をもぎ取ったのです。全米オープン優勝のローリー・マキロイと同じ北アイルランド出身です。マキロイは、このダーレン・クラークのジュニア育成の結果生まれてきた選手だということを考えれば、ダーレン・クラークの全英初優勝は、北アイルランド待望の優勝です。三平としては、日本でももっと報道してほしかったいい話の一つでした。
 また有村智恵選手のアルバトロスとホールインワンが同じラウンド中の出来事だったというのも大変な快挙です。10万回に一度の確立とも書いていたメディアもありました。もちろ大会には優勝したわけですが、これももっと大きな記事になるところでしたが、女子サッカーにスペースを取られてしまいました。
 次回は逆にゴルフの記事で他のスポーツの存在が薄くなるようなビッグニュースを提供してほしいものです。

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