異次元のゴルフ・全米オープン ローリー・マキロイのゴルフ 2011年6月21日火曜日 15:01

 全米オープン・ローリーマキロイの優勝は、次元を超えたゴルファーが誕生した、という感じです。タイガー・ウッズのデビューはあまりにも豪快すぎて衝撃的なデビューという感じでしたが、マキロイの場合は、異次元、まるで宇宙から飛び込んできたゴルファーです。ドライバーは真っ直ぐ飛び、しかもフェアウエイ真ん中にしか行かない。4日間でミスショットというミスショットは4,5回しかなかったのではないでしょうか?しかも技も併せ持っています。スライスもフックも自由自在、柔らかい筋肉でしかも強靭。名づけるならサイボーグかな。 またワッグルや素振りなどは一切せず、ショットの打つまでなんと短いことか。パットでさえ、ラインなど考えていないのではないか、というぐらい早く打つ。まるで宇宙人。強いて言うなら、ジャック・二クラウスとアーノルド・パーマー、トム・ワトソン、タイガー・ウッズのいいところをみんな寄せ集めたゴルファーではないでしょうか?だからまるでサイボーグ。
 彼の出身地の北アイルランドは、すごいゴルフ場ばかりあるところです。風も強く、ラフも異常に長いコースばかり。こんなコースで日頃練習していればこんなゴルファーが生まれても当然というコースばかりです。
 今回の全米オープンの開催コースのコングレッショナルは、優勝スコアがイーブンパーになるようにセッティングしたと言われています。2位に8打差をつけ、16アンダーという優勝スコアをどう評価していいか、たぶんUSGA(全米ゴルフ協会)は頭を抱えていることでしょう。タイガーの時と同様、また何試合か見に行きたいゴルファーの出現ですね。

ラベル: