韓国に負けていては、世界では勝てない。 2011年7月4日月曜日 16:24

 昨日の男子、女子の両プロトーナメントではっきりと日本と韓国のゴルフの強さの違いがわかったと思います。圧倒的に韓国勢が強くなっていますね。しかも選手層が厚くなっています。これだけ韓国が強かった、という現実を見せられてしまうと、三平もかなりあせりますね。つまり石川遼がいくら世界のメジャーのタイトルを狙っていても、まずお隣の韓国勢に勝たなければ、世界では勝てないことになるからです。
 昨日女子の日医工女子オープンでは、優勝こそ上原彩子でしたが、2位から5位名まで韓国勢、しかも現在賞金女王のアン・ソンジュが出場していません。彼女が出ていたならそれこそどうなっていたか。男子は、日韓ミリオンヤードカップで日本対韓国の直接対決の大会です。これに最終日の個人戦10人づつの試合で、日本は3勝6敗1分け。最終日だけのスコア順でいくと、ベスト10のうち、韓国勢が6人~7人入ってしまうすごさです。
 今年の春先、全美禎さんと食事をする機会があったので、韓国の皆さんの強さの秘密はなんですか?と思い切って聞いてみました。彼女は、戸惑いながらも、やはり心構えではないでしょうか?と答えてくれました。日本人プロも一生懸命練習し,試合にも真剣にのぞんでいると思いますが、この気合が一歩韓国勢のほうがが勝っているということなのでしょう。
 それと三平は、いつも思うのですが、やはりトーナメント開催コースの難度ではないかと思います。バブル期の影響で、いいスコアを出せるコースがいいコース、という風評になり、欧米のようなハードなコースは敬遠される雰囲気がありました。コースはプレーヤーを育てるといいます。やはりもっと考えさせるコース、戦略を常に練らないと克服できないようなハードなコースでトーナメントの開催をやってほしいと思います。欧米のコースで育ったという選手が多い韓国勢のほうが強くなるのは当たり前かもしれませんね。

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