石川遼の予選落ちのことはあまり心配していませんが、一つだけ問題 2011年6月6日月曜日 17:16

 石川遼が2週連続して予選落ちをしました。マスコミはこぞって、イップスになったか、とか過密スケジュールがたたっているとか、体調がおかしいぞ、と大騒ぎ。でもゴルフやる人ならわかるでしょう、いつも同じ調子でスコアがいいわけないことを。誰だって好調不調の波はあります。たった2週間で大騒ぎすることはないと思います。これが10週連続して予選落ちとか、ドライバーがOBだらけなど、深刻な状況なら、こりゃ大変だぞ、となりますが、まだまだ2週だけです。ジャンボや青木さんだって予選落ちが続いたことは何べんもあります。もっと大きな心で見守ってあげましょう。神様が少し休みなさい、と言ってくれているのです。逆にいいチャンスになると思います。
 ただ三平は一つだけ問題点があると思っています。それはいつも彼のスイングを見てくれるティーチングプロがいないということです。あのジャック・二クラウスには、ジャック・グラウトがいましたし、トム・ワトソンにはバイロン・ネルソン、はたまたタイガー・ウッズには、以前ブッチ・ハーモン、そしてハンク・ヘイニーという当代の一流プロがついていていました。彼らはトーナメント会場の練習場で教えたり、遠くの場合は、最終日が終わるとそのまま飛行機に乗ってスイングチェックを受けに行ったりしていました。あのジャンボ尾崎選手も、北海道のトーナメント途中でもスイングを見てもらいに東京に戻ってきて、すぐまた戻ったりしていました。やはり人間の生身の体ですから、少しずつ軸がぶれていたり、体の位置が違っていたりするものです。そして第3者の眼でしっかりと修正してあげるのです。遼君の場合いくら父親がいるとは言っても所詮アマチュアです。ここはしっかりとしたティーチングプロに見てもらっていたら、この2週連続予選落ちはなかったでしょうね。でもいい経験ではないでしょうか?次の試合が楽しみです。

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