有村智恵の震災支援は価値ある支援 2011年3月25日金曜日 17:36

 今年の米国LPGAツアーのHSBCチャンピオンズで2位に入った有村智恵選手が、早速その賞金を東日本大震災の支援に寄付しました。日本ツアーの初戦、ダイキンオーキッドレディースの賞金も合わせて1200万円、これは非常に価値のあるものです。東北高校出身ということもあり、3年間過ごした仙台の惨状を見て、ひどく心を痛めていたようです。
 この彼女の支援がどれだけ価値があるかというと、同じ東北高校出身のプロ野球のダルビッシュ選手は5千万円寄付しましたが、これも非常に価値のある支援です。しかし有村選手らプロゴルファーの場合は、試合に出場しても賞金を獲得できるかどうかわからないのです。ダルビッシュ選手の場合は、既に契約済みで、確実に獲得している金額です。しかしプロゴルファーの場合は、試合に出ても予選を通過しないと賞金はもらえません。もし予選落ちとなった場合は、逆の交通費や宿泊代、食事代などの経費が逆に持ち出しなのです。地震の影響で試合が中止となっている現状、賞金を獲得する機会も日本国内にはないのです。そんな中の支援ですから、これは非常に価値があり、今年獲得した賞金をすべて寄付というのは、同じゴルフ界にいる三平でさえ、頭が下がるほど感謝するとともに、賞賛されていい行為だと思います。すごいゴルファーですね。
 4月に開催される米国LPGAツアーのメジャー初戦・クラフトナビスコ選手権に出場するため渡米したようですが、是非米国でも頑張ってほしい、と思います。米国のゴルフファンもみんな有村を応援するのではないでしょうか?

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