気になった予選落ちの石川遼のコメント 2011年2月21日月曜日 13:00

 米国PGAツアーのノーザントラストオープンで石川遼は、あえなく予選落ちとなってしまいました。今シーズンの初戦でしたし、会場のロスアンゼルスのリビエラCCは、キクユウグラスのコースで、全く日本にはない芝での試合だけに難しいコンディションだったと思います。
 しかし予選落ちした際のコメントが、「本格的な試合に出る準備がまだまだだった」というものでした。
確認しておきますが、この大会は米国PGAツアーの大会です。3月スタートの日本ツアーの初戦なら、このコメントはしょうがないと思いますが、場所は石川が所属していないの米国PGAツアーです。世界ランキングがいくら50位以内に入っているからといって、米国には石川の参戦で、この大会に出場できなくなった選手がいっぱいいるのです。また主催者に対して、準備不足でした、というコメントをすること自体失礼な話です。出場するなら、万全を期し、出場できなかったプロに対しても、あれじゃ自分が出れなくてもしょうがないです、というコメントになるぐらいの準備が必要でしょう。予選落ちの照れ隠しということなら、三平も大目に見ますが、単純に準備不足ということなら、何たる失礼な話か。勘違いも甚だしいと言いたいです。
 主催者に対して、万全なプレーをし、観客をうならせるプレーをしてくれていたならお金を払って見に来てくれているギャラリーに対しても問題ないでしょうが、準備不足でした、というなら準備ができてからいらっしゃい、ということになります。
 過去見事なコメントで評判のいい記者会見などしていただけに残念です。今回のコメントを聞いて、これまでは誰かうしろでゴーストライターによるコメント作成が行われていたんではないか、と疑ってしまう三平です。
 やはり主催者やギャラリーに対し、しっかりとした気遣いを身につけないと尊敬されるプロゴルファーとは言えません。激励の喝!を入れたいと思います。

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