タイガーの世界ランク3位に思う 2011年1月25日火曜日 10:35

 我らがタイガーの世界ランキングがついに3位に落ちました。残念ですが、あれだけ精神的にダメージを受け、試合にも出ず、スイングもおかしくなったのに、3位に踏みとどまっているという表現のほうがあっているように思います。タイガーの不振は、あれだけの騒ぎを自分で起こしたのですから当然ですが、冷静に見れば、ゴルフというスポーツはいかに精神的な要素が強く影響するスポーツなんだな、ということを身をもって実証したのではないでしょうか?
 いかに安定した精神を保つか、集中力をいかに発揮するか、冷静に自分をどれだけ見つめることができるか、これがゴルフの3要素のような気がします。
 青木功プロは、「心・技・体ではなく、体・技・心だ」とも言っています。きちんとした体力がなければ、技も安定せず、心理的にも不安になってしまう、というものです。結局最後に行きつくところは精神的な安定だ、という点では同じことを言っているわけです。
 今思えば、青木さんの場合、痔の手術で入院し、体力が一気に落ちたあと復活した時にこんなことを言っていたように思います。
 タイガーも今期は、心機一転し、心も身体も以前のように復活することを祈っていますが、あれはいい薬になった、という発言が出るような状況になるといいですね。
 世界には、タイガーを抜いて2位になったカイマー(ドイツ)のような新進気鋭の若手がいっぱいうようよしているのですから、タイガーもうかうかしていられません。

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