18歳のアマチュアが来年のマスターズ出場決定 2010年10月13日水曜日 13:10

 先週アジアアマチュアゴルフ選手権が埼玉県の霞ヶ関GCで開催されました。アジア太平洋地区のアマチュアが、アジアNO1ゴルフファーの座をかけて戦う競技です。今回他の国の強豪を退け、ダントツで優勝したのは、東北福祉大学1年生、18歳の松山英樹選手。初のアジアチャンピオンに輝いたのです。
 この優勝の凄いところは、何と来年のマスターズに出場できる権利を取得したことです。これは凄いことです。マスターズには、プロが1年間頑張ってもなかなか出場できない、出たくてもどうやって出ることができるのかわからないのです。マスターズ委員会から招待状が来て、初めて出場できるシステムになっているのです。賞金王を取ったからと言っても出場できる保証はありません。日本オープンに勝っても出るわけではありません。ちなみに1984年賞金王となった前田新作は、翌年のマスターズに招待されませんでした。
 最近でこそ世界ランキングなるものができて、その50位以内は文句なしに出場できる、となりましたが、その他は、厳正なマスターズ選考会にて選考し、マスターズにふさわしい選手を招待するという基準で決められます。
 そんな厳しい基準の中、アジアのアマチュア選手権に出場権を与えるというのは大変なことなのです。こういう寛大な選考基準を作っていただけたら、アマチュアも頑張るし、ジュニアの一生懸命頑張るのではないでしょうか?非常に前向きのゴルファーに育っていくような気がします。非常にいいことだと思います。だってもしかして、頑張れば、ボギー三平だって出場できる可能性がある、ということになりますよね?
 韓国勢に圧倒されている女子プロ界からはマスターズは無理ですが、男子なら誰でも出ることが可能になります。先週のキャノンオープンでも素晴らしい大会となりましたが、こういう前向きの素晴らしいシステムを作っていただけたら、ゴルファーはさらに増えると思います。ボギー三平も久々にいい話を聞いた、という感じです。

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