タイガー・ウッズの予選落ちをどうみるか? 2010年5月5日水曜日 18:23
遼君が世界最小打数を記録した2日前、あの世界ランキング1位のタイガーが予選落ちしました。遼君の記録がものすごい記録なので、タイガーの予選落ちが影が薄くなってしまいましたね。しかし世界のゴルフ界にとっては、やはり衝撃的なニュースなんです。ボギー三平もショックでした。
前回も話ましたが、ゴルフはメンタルスポーツですから、私生活での混乱があったりするといい結果が出るわけがありません。皆さんもそうでしょう。家庭や私生活で何かゴタゴタがあったら、仕事に影響するのは経験済みでしょう?え?そんなこと三平に言われる筋合いはない?そうですね、失礼しました。余計なことでした。
話は戻しますが、さらにタイガーには、長いブランク期間もありましたよね。いくらいいティーチングプロのハンク・ヘイニーが付いているとは言え、スウイングも万全ではないと思います。あの、三平が時々やるようなショートパットのはずし方は、尋常じゃありません。しかしタイガーはタイガーですよ!と主張なさる方もいるでしょう。やはりさらにもう一つ理由があるのです。
それは、米国のトーナメントコースは、そんなに甘くないのです。最高に充実した精神と強靭な肉体をもったゴルファーが何人も参加し、しかも皆さん得意の結果オーライなどということはありえないのが米国のコースなのです。例を言えば、毎日変わるピンポジションには、バーディーが取れるラインというのは1本しかないように設計がされているんです。そのラインに付くようにセカンドショットやサードショットを打たないといけない。さらにそのショットを打つために、ティーショットもそこに行くように計算しないといけない。
こんなコースばかりなんですね、米国のトーナメントコースというのは。でもこれが本来のゴルフコースなのです。こんなコースと戦わないといけない訳ですから、冷静かつ緻密な計算が必要なんですね。それが今のタイガーには最も必要なことなんです。
このコースの設計については、また改めてボギー三平流の解説をさせていただきますが、いずれにしてもタイガーには、早く精神的に立ち直り、自信をもってパッティングができるようになった時点で、チャレンジすることを願いたいですね。
ラベル: 雑記録