マスターズに見る人間模様 2012年4月12日木曜日 14:17

ババ・ワトソンの劇的な優勝で幕を閉じたマスターズですが、さすがに世界最大の祭典マスターズだけあって、いろいろな人間模様も垣間見られました。もっともびっくりしたのは、やはりババ・ワトソンの人望の厚さ。過去何年も見てきたマスターズの中で、優勝の瞬間、これほど仲間のプロ達が祝福に駆けつけたシーンはなかったのではないでしょうか?仲がいいプロとは言え、試合になればライバル、勝負が終わった瞬間は皆悔しいはずです。しかし今回何人ものプロ達が祝福の抱擁をしていた姿がみられました。それだけ苦労人なのか、やはり人間味のあるプロなんでしょうね、珍しい光景でした。 またまた楽しみなヒーローが誕生しました。
 また52歳のフレッド・カプルスも頑張っていましたね。オーガスタの隅々まで知り、過去3回も優勝しているので、楽しんでプレーしている雰囲気が感じとられました。一時は優勝の可能性がありましたので、フレディーと大きな声で声援している人も多かったようです。結局12位でしたが、来年もいいプレーが見れると思うと三平の楽しみがまた一つ増えました。 
 日本勢は、松山英樹の活躍がまた最後尻つぼみになってしまいましたね。タイで開催された全英オープン予選会でも圧倒的首位で最終日を迎えながら、急降下で出場権を逃しました。今回も7打差もあった最終日、突然の乱調でローアマのタイトルがするりと逃げてしまいました。精神的な弱さなのか、おっちょこちょいなのか、落ち着きのないゴルフでしたね。精神的な弱さと言えば、石川遼のゴルフに対する姿勢が問われた大会でした。根本的にゴルフの理論やゴルフに対する姿勢をもう一度復習したほうがいいのではないでしょうか?ある種甘やかされた環境では、いい素質も開花せずに終わってしまうのではないでしょうか?親離れが必要な雰囲気もありますね。

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