偉大なゴルファーの名言レッスンコーナー その42 2012年4月2日月曜日 10:02

『扇風機は心棒が不動やから、いつも同じ首振りができんるんや』
                            戸田藤一郎(1914~198)
 当時、最年長記録の57歳で、レギュラーツアー・公式戦(関西オープン)を制した戸田は鬼才と呼ばれた。その長寿の秘訣は165センチの小兵ながら長打、そして比類なきショットの正確さにあった。そしてゴルフを語るとき、可能な限り英語は使わず、身近にあるもので比喩した。表題の「言葉」もその類で、「スイング軸が不動やからこそいつも同じ振りができ、同じ風がくるんや。ゴルフスイングも同じや」と、そばにあった扇風機を指しながら語ったものだ。今に残るスイングの連続写真は軸である背骨は微動だにず、ダウンで腰のあたりまで、シャフトは鋭角“に溜まって”おりてくる。飛んで曲がらないわけだ。

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