偉大なゴルファーの名言レッスンコーナー その36 2011年12月2日金曜日 14:33

『私がアプローチでいちばん多用したのは6~7番。生涯の平均ストロークは2以下。』
                                ポール・ラニアン(1908~2002)
ラニアンは小柄ながら類まれなる小技の持ち主で、全米プロ選手権を2度も獲っています。そこでついたネックネームがリトル・ポイズン(小さな毒虫)。飛ばし屋たちを小さな毒で葬り去っているのです。アプローチでの十八番(おはこ)が6、7番アイアンでの転がしでした。ボールを上げてキュッとスピンをかけて止めるピッチショットは、バンカー越えなど特殊な状況以外は決して使いませんでした。ピンまで30フィートあるなら3、4番。ランがキャリーの2倍なら8番、4倍なら6、7番というように数値化もしてました。グリップも自ら考案して、両手の平が正面を向くように握り、手首の動きを抑えて振り子のように振っています。ランニング(転がし)がアプローチでの最大の武器ということを、ラニアンは教えてくれたのです。

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