なでしこの活躍が続く中、ルールに泣いたなでしこ。 2011年7月27日水曜日 17:05

 女子サッカーの世界一に続き、我が宮里藍が、米国ツアー・エビアンマスターズで今季初優勝を飾りました。いやあうれしいですね。こんなにも強いゴルフ、そしてプレー中の厳しい表情を見たのは初めてです。いかにもアスリートという感じのいい表情でした。ワンランクアップしたレベルの高いゴルフでした。これまでは、パットが入らなければただの人という陰口もたたかれていましたが、今回はドライバー、アイアン、アプローチ、パットと文句のつけようがないゴルフだったと思います。引き続き今季最後のメジャー全英女子オープンでも好調を維持してほしいと思います。今年のコースは、難関カヌースティーです。自然との厳しい闘いが強いられます。相手にとって不足はないと思います。
 一方残念だったのは、金田久美子です。せっかく米国ツアーに出場できたのですから、ルールの解釈の違いから予選落ちというのはあまりにも情けない。海外のトーナメントに出場しているのですから、郷に入っては郷に従え、ということわざ通り、きちんとルールを理解してほしいものです。事の発端は、雨ルールです。結構降り続いた雨のために、短い芝、つまりフェアウエイやカラー付近では、リプレースが認められることがあります。しかし、日本でラフでもリプレースが認められているせいか、今回の大会ルールのラフではリプレイスができない、というルールを確認せず、ボールをピックアップしてしまったのです。どの国のトーナメントでも、クラブハウスの所定の場所に特別ルールが掲示されます。選手はどんな時でもこの掲示を見て確認することを義務付けられています。これを金田は確認せず、スタートしてしまったのですね。これはもっとも悔やまれるペナルティーです。
 宮里藍が優勝の喜びに浸っている2日前に、同じなでしこがこんな悲哀を味わっていたのです。

ラベル: