プロ野球のボールが飛ばなくなって技術力がアップしたそうです。 2011年7月21日木曜日 14:15

 本日の朝日新聞と日経新聞に興味深い記事が載っていました。一つは、プロ野球のボールが飛ばなくなったおかげで、ホームランは減ったが打撃技術がアップしている、というものです。飛ばなくなった分だけ技術向上を手掛ける選手が多くなり、逆にホームランを打つ技術、ヒットを打つ技術が高まっているというのです。なるほど技術もなく、単にボールの品質だけでホームラン量産というのもおかしな話です。大リーグはもともとこのボールを使っているとか。それだけ技術力とパワーもすごいということになります。ゴルフでも同じことが言えます。もちろん飛ぶボールのこともありますが、ゴルフ場の問題もあります。バブル期に完成したコースは、海外の著名設計者による見事な設計のコースが多いのですが、一つ問題点があります。それはできるだけいいスコアが出るようにしてほしい、というオーナーの要望があったことです。そしてフェアウェイが広く、バンカーが少ない、平らなグリーンが完成したのです。つまり自分の腕をそれほど磨くことなく、いいスコアが生まれるようになったのです。やはりゴルフコースはもっと欧米のコースのようにチャレンジさせ、難易度のバランスを考え、ある程度プレーヤーに考えさせないと面白くないのではないでしょうか?どうやったら、あのOOコースのOOホールを攻略することができるか、と考えさせるほうが本来の意味のゴルファー気質というもののような気がします。18ホール中何ホールか、でもいいのでもっと考えさせるコースをセッテイングしてほしいものです。
 もう一つの記事は、日経新聞に出ていた、豊田泰光さんの記事でした。新人でそれほど活躍していないにも関わらず、あの斉藤祐樹選手がなぜかオールスターに出場する、ということを批判しています。やはりそれなりに努力し、人から尊敬されるぐらいの選手が出場するのがオールスターだろう、ということです。人気先行、人寄せパンダ状態の出場というのはいかがなものか、と確かに誰でも思うでしょう。やはり実力に裏付けされた人気というものを早く獲得し、堂々と出場してほしい、という球界の大先輩の親心ではないでしょうか。ゴルフ界でも同じように人寄せパンダ状態の選手がいますが、こちらは毎回優勝を期待され、本人が感じるプレッシャーはいかばかりでしょうか?その反動が女性に走ったあのタイガー・ウッズにつながるような気がします。大衆とメディアのパワーはすごいです。でもそれに流されていたら、寿命が短いように思いますがいかがでしょうか?

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