1打に泣いた今田竜二と室田淳 2011年5月30日月曜日 16:13

 米国レギュラーツアー、バイロンネルソン選手権でてっきり今田竜二が優勝したかと思いました。最後の17番、18番とボギーとは、トホホ・・・。残念でした。1打差の3位。これも立派な成績ですが、かえすがえすも惜しかった。やはりパッとですね、ゴルフは。パット イズ マネーです。米国ツアー2勝目ならずでしたが、今年の今田は何かやりそうです。ショットはいいので、パットの調子さえ戻ればひと暴れするかもしれません。今回の開催コースは、TPCフォーシーズンズ・ダラスですが、美しいコースです。設計が他のコースと違い、大勢のプロゴルファーの意見を設計コンセプトの中に入れている珍しいコースです。最初の基本設計は、以前T・ワイスコフとパートナーを組んでいたJ・ムーリッシュが基本図面を描き、これにバイロンネルソンやベン・クレンショーなど数名のプロがアドバイス。その後改造をしたのですが、こちらには、DA・ワイブリングら数名のプロゴルファー達がアドバイス。そのほとんどを組み入れてスティーブ・ウォルファードが図面に落としたコースです。様々なプロフェッショナルの英知が盛り込まれている綺麗なコースです。三平はこのアメリカのプロ達が作った罠を打ち破って、ここで優勝してほしかったです。残念!
 一方、全米シニアプロでは、首位に立っていた室田が、15番でボギーをたたいてしまい、プレーオフに残れず3位に終わってしまいました。いつも明るく周囲を笑わせているキャラクターの室田が、シニアのメジャーで勝ったら、どんちゃん騒ぎ間違いなしと思っていた矢先でした。彼とはハワイのタートルベイシニアのプロアマでご一緒した時に初めてお会いしましたが、とにかく楽しいプロゴルファーです。優勝したのが61歳の我らがトム・ワトソンですからあきらめがつきますが、それにしても惜しいですね。こちらも開催コースが、ケンタッキーのバルハラGC。ライダーカップが米国で開催されるときの常連開催コースです。ここでの優勝も価値があります。
 それにしても1打差の重みを痛切に感じた両プロだったと思います。捲土重来次回は優勝と行きましょう。

ラベル: