三平 被災地に行ってきました。 2011年4月4日月曜日 12:58

 震災から20日過ぎた4月2日3日と三平も被災地を訪れました。車に段ボール10個分ぐらいの野菜とお肉、カップラーメンなど詰め込んで行ってきました。様々な方が支援金を寄付し、ゴルフ界からも石川遼選手が今期の賞金全部、有村智恵選手も獲得済み賞金、あるいはやっとJGTOも賞金総額の6%支援、青木功選手も支援チャリティー大会を立ち上げ、宮里藍選手達も支援基金を立ち上げました。
 一方お金のない三平は、できることと言えば、自分の身体を使って支援すること。つまり支援物資を持って車で運ぶことしかできません。ソフトバンクの孫さんの100億円支援とか楽天の三木谷さんの10億円には遠く及びませんが、まず自分の目で現地を見て、被災者と話をしたいと思っておりました。今回訪れたのは、三平の出身地の仙台、親戚の多い岩沼や亘理を中心に被害状況を見てきました。いやはやなんでこうなるの?
というぐらいひどい状況でした。仙台空港付近に行った時は、絶句状態になるほどの悲惨さでした。空港の周辺は、仙台の自慢の米どころです。その広大な田んぼの中に、無数の車、船、津波で破壊された家の残骸などが点在し、車が田んぼに逆さに突き刺さっていました。涙が自然に伝ってきて、景色がかすんで見えなくなるぐらいでした。テレビで見るのとはまた違って、この後どうなるんだろう、復興なんて生易しいものではない、というのが実感でした。
 目の前の風景を見たまま立ちつくしてしまい、我々は何かしなければいけない、今我々は何をしなければいけないんだろう?と自問自答の世界となっていました。
 最初に行った老人ホームに段ボールの野菜数個を持って行くと、園長さん始め、スタッフ皆さんが出てこられ、涙ながらにありがとう、と言ってくれましたが、自分たちのことはさておき、それだけつらい思いをしながら老人達のお世話係をしているんだな、ということが手に取るようにわかりました。
 我々のゴルフ界もひどい状況ですが、ゴルフ界の我々が何をすべきか、考えていかないとだめだ、ということを実感した訪問でした。
 ゴルフ場もひどい状況で、池が崩れていたり、クラブハウスのガラスがめちゃくちゃだったり、グリーンが陥没したりと、改修工事に2,3か月はかかるのではないかと思います。さらに従業員が被災に合ったところも多く大きく運営に支障をきたしています。
 混乱の中、憔悴しきった心をいやすのもゴルフですが、ゴルフでまた元気を復活させるのもゴルフです。ゴルフ場から税金を多く支払い、支援に回していただくこともゴルフ場の役割です。
 とにかく何とかしなければいけない状況です。ご報告まで。

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