第一声が「楽しかったです。」マスターズ初日の松山選手。 2011年4月8日金曜日 10:40
いよいよ今年のマスターズが始まりました。マスターズ委員会は、日本の被災地に原発対策の新兵器を送るなどと発表、各国選手からも温かい支援の申し出が相次いだ模様です。そんな中、日本からの出場の選手達も初日のプレーは、内に秘めた闘志を胸に淡々とプレーしている様子がうかがえました。
中でもアマチュアで初めて出場の松山選手は、イーブンパーの31位と大健闘。あがりの16番から3連続ボギーが痛かったですが、堂々としたプレーぶりにホッとしました。通常なら「緊張しました」とか無我夢中でしたなどというコメントが出るのですが、ホールアウト後初めてのインタビューでは「楽しかったです」とコメント。なかなか並みの選手ではないな、と感じさせるコメントでした。プレーはピンチにたっても、冷静にリカバリーをしていましたし、いつどんな時もあわてない感じがいいですね。特に18番ホール、正面にバンカーしか見えず、ややフェードに、と力が入る場面で、やはりスライスして右の木の真後ろにボールが止まってしまいました。しかし、すぐ迷わず横に出し、残り180ヤード弱の上りの3打目を何とピンそばに持って行くところは、見事でした。しかもプレーが早い。初出場のアマチュアは、歴代チャンピオンとプレーするのが決まりですので、松山は2008年のチャンピオンのインメルマンとラウンドしました。さすがの松山選手も相当緊張したはずなのですが、それを感じさせないプレーぶりでした。ひょっとするとひょっとするかもしれませんね。震災を後、出場するかどうか迷ったようですが、ファンからの激励もあり出場を決意。今回の彼のこの決意に関しては、三平はいい結果を生むように思います。仙台の人達も期待しているはずです。
一方藤田の2アンダー14位、石川遼の1アンダー24位は想定内のプレーではないでしょうか?池田勇太の2オーバーは、ちょっとドライバーが曲がりすぎですね。いずれにしても期待できる日本人選手達の初日でした。
ラベル: 雑記録