偉大なゴルファーの名言レッスンコーナー その57 2012年11月29日木曜日 13:10

『正直に正々堂々とプレーせよ。そうすればスポーツマン精神にのっとったプレーが  できる』
                            大谷光明(1885~1961)
大谷は浄土真宗・西本願寺21世門主の3男として生まれました。ゴルフは明治39年から3年間英国に留学した際に覚え、日本アマに優勝するほどの腕前でした。大谷はプレーヤーとしてより、ルールの正しい解釈と普及につとめたことでゴルフ史に残るべき人です。ゴルフは自分1人が裁定者であるがゆえに、正直、誠実であらねばならないと説いたのです。嘘をいわない人、ずるいことをしない人、これが真のゴルファーで、お坊さんらしく、ゴルファーの性善を信じました。それにしても現在のマナー、ルールの乱れをみるにつけ、泉下の大谷はどうコメントするでしょうか?三平はぜひとも訊いてみたいことではあります。

偉大なゴルファーの名言レッスンコーナー その56 2012年11月3日土曜日 10:57

『ゴルフは最も簡単なことが最も難しい。それは「脱力しろ」と「ゆっくり振れ」の2つの   セオリーだ』
                             ヘンリー・コットン(1907~1987)
コットンは当時の英国のプロとは一線を画していました。それは出身が中産階級であることと、レッスン書も執筆していますが、「ゴーストライターを必要としない唯一のゴルファー」といわれたインテリであったという2つのことです。体も硬く、才能豊かとはとてもいえず、猛練習によって自分のスイング・スタイルをつくっていった人です。その努力が全英オープンに勝ち(1934年)、救国の英雄といわれる名声を得たのです。紆余曲折、艱難辛苦をのりこえた過程から、表題の「言葉」も生まれたのでしょう。名言はまさに現在でも古びることなく、ビギナーの指針を説いているわけです。