マスターズに参加できるプレーヤー 2010年4月12日月曜日 14:56
毎年マスターズが終わった翌日、様々な質問がやってきます。信じられないほど美しいゴルフコースですよね。どうしてあんなに綺麗なコースなの?日本のコースがああいう風に綺麗にするにはどうしたらいいのでしょうか?など大勢の方からやってきます。
そもそも簡単には行けない場所ですし、仮に米国のオーガスタに行って、プレーさせてほしい、とお願いしてもほとんどできないコースだから尚更です。
その理由は、元々創立者のボビー・ジョーンズが自分のため、さらに自分の創立意図に賛同してくれた会員(何人か不明、誰がメンバーかも不明)のみしかプレーできないというところからスタートしているからです。ボビー・ジョーンズは、アマチュアながら当時の世界のメジャー大会にすべて優勝し、28歳という若さでアマチュアのまま引退している伝説のプレーヤーである。世界のゴルファーからは、球聖と呼ばれ崇められている。そんな球聖が自分のために創立したコースだから、厳格なメンバーシップとしたのは当然とも言える。今はそれぞれの会員の招待客までは、プレーできるようですが、どなたが会員かわからない、という中で、これも難しい。またこのマスターズに合わせて毎年コース改造を行っているので、1年のうちオープンしているのは、半年とも言われています。ほとんど門外漢はプレーは不可能と思ったほうがいいでしょう。
またこのマスターズは、ボビー・ジョーンズが世界のゴルフのトッププレーヤーのみ招待して大会をやろう、ということで初めた大会なのです。しかもボビー・ジョーンズが選んだプレーヤーだけ招待状が届くという大会だったのです。ボビー・ジョーンズ(1902~1971)が亡くなった後は、マスターズ委員会という組織を作り、そこで選定された世界の名プレーヤーだけに招待状が届くシステムのようです。最近は、世界ランキングというランキングができ、上位50名が自動的に選ばれ、さらに様々な出場規定の中で、規定内に入った人達だけ参加できるのです。何という大会なんでしょう。だからすごいプレーが出るのは当たり前なんですね。そのプレーを世界中の人達がテレビで見る。これが世界の祭典と呼ばれる由縁なのです。
ラベル: 雑記録