ゴルフ界最高の祭典!マスターズ 2010年4月12日月曜日 14:11

先週は連日寝不足の人が多かったと思います。あれだけ素晴らしい試合展開を見せられてしまったら、ゴルフってなんて凄いスポーツなんだろうと思わざるを得なかったでしょうね。眠いのも忘れて、見入ってしまった人も多かったことでしょう。今年は特にテレビにくぎ付けになってしまうような展開でしたね。あれだけイーグルが出たマスターズもこれまでなかったのではないでしょうか?
マスターズ、つまり世界中からゴルフをマスターした者たちだけの大会という意味なのだから当然と言えば、当然なのですが、バーディーだけでなく、イーグル、がこれだけ出てしまう大会はそうないと思います。
それだけでなく、一方では、ボギーやダブルボギーも平気で出てしまう。開催コースのオーガスタナショナルGCも世界一の名コースと言われるだけあって、スリリングなコースなんですね。あのタイガー・ウッズが、カップまで1mもないパットを平気ではずすかと思えば、残り150yのところから驚異的なショットでカップインしてしまう。50歳のフレッド・カプルスが、4日間ともバーディーラッシュで優勝争いをするかと思えば、イタリアの16歳マテオ・マナセロがローアマチュアに輝くなど、これだけ離れた年齢差でも同じ土俵で勝負ができるなど、他のスポーツと比べたら信じられないことだらけ。世界最高峰のコースで、世界のマスター達が、コースにチャレンジする。世界最高のプレーを見ることができる大会なんですね。
 日本の石川遼君もその仲間入りして2年目。一打及ばず予選落ちしましたが、結構オーガスタナショナルのティーに経っても格好良かったですね。違和感がほとんどありませんでした。結構バーディーもとっていましたね。でもメンタル面を強くしたら、彼も上位に来るような予感がしましたね。最終日の途中、コースマネジメントに失敗して、こんなんじゃ予選など通るわけがない、と思ってしまったようです。ゴルフは、こう思ってしまうとだめなんです。常に前向きに勝つぞ、と思うと勝てるんです。今回のタイガー・ウッズもそうでした。最後は、ショットがうまくいかずイライラしながら、だめだな、と思ってしまったんですね。それでも気を取りなしたりしたのですが、集中力が欠けていました。戦う前に例の問題で、ピリピリしていたから、余計メンタルでは、安定していなかったのですね。逆に、優勝したミケルソンは、がんで手術した奥さんのために絶対勝つぞ、と最後まで戦い続けたから、しっかり勝ちましたね。最後のパットを終えて、グリーン横にいた奥さんと抱き合った瞬間、一筋の涙が、すーっと落ち着ましたが、あの涙が象徴的でした。これが勝った勝因でしたね。逆にタイガーは、勝っても抱き合う夫人がいなかったのです。コースにさえ来ていませんでした。
本当に今回のマスターズを象徴するようなシーンでしたね。これからも永く記憶に残る素晴らしい大会でした。

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