今季、藍ちゃんから目が離せないぞ(1) 2010年3月16日火曜日 18:24

  米女子ツアー、開幕2連勝して、今年の賞金女王一番手に名乗りをあげた藍ちゃんこと、宮里藍。
 この好調の原因は何か?不肖ボギー三平の分析をしばし聞かれよ。
 07年、藍は極度の不振に陥った。ゴルフを始めて初のスランプ。ドライバーショットは左右に曲がり、自慢の小技も精彩を欠き、パッティングまで思うところへストロークできない。予選落ちをくりかえし、もうゴルフをやめようかとまで思ったという。
 なぜそうなったか?そのきっかけはバックスイングにあった。ゴルフを始めた当初から藍のバックスイングはシャット気味にあがっていく癖があった。それに藍はコンプレックスも持っていて、大成するにはいつかは直さなければならないと思っていた。
 そしてついに、その前年のオフから矯正に乗り出したのだ。
 しかし結果は前述したように、スランプの泥沼にはまってしまった。
 惨敗に終わったその年、藍はわらをもつかむ思いで、ピア・ニールソンの門をたたいた。ピアはご存知のように、母国スウェーデンのゴルフを20年の間に興隆に導いた伝説のナショナルコーチである。米女子ツアーで一時代を築いたあのアニカ・ソレンスタムを育てた名伯楽である。

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